2009-01-01から1年間の記事一覧

・お笑い界におけるアーキテクチャとキャラクター消費

最近のお笑い番組をみていると、昔は落語や漫才、漫談といったスタイルしかなかったものが、マスメディアとともに多様化してきている。特に若手芸人に関しては消費されるスピードと質が、テレビ番組によって変化しているかのようである。 それは根源的に<無…

・漫才について論考してみる

せっかく友達から書いてみろ的なことをいわれたので、漫才について少し書いてみた。今まで修論やらなんやらの合間にちょいちょい見てた漫才とかバラエティがこういう形でアウトプットされるとは。どこか頭がすっきりした気がする。余計な煩悩が出た感じ。今…

・研究対象に食われる、とは

藤森照信氏は,商業建築の研究を語る前に,研究者には研究したものが巣食う,というようなことを書いている.つまり,氏が興味を持っているバラック装飾社の今和次郎についての商業的,風俗的な研究をするのは心してかかれ,というようなことだ.ぼくは当初…

・研究を職にするって、他の職同様に人格をかけた戦いなんだ。

まぁ,全く日記を書いてないのである. こんなんじゃ,ツイッターやってない人には全く現状がわからんし,何にせよ日々の記録がない.まあいらんか. いるいらんは見てる人の判断に任せるとする.しかしまあ,「歴史」をやりながら日記を書くなんて,人生初…

日経アーキテクチュア 商空間・インテリアデザインすぐSC特集を開く.郊外,デジタルサイネージ,ゲーテッドコミュニティなど,現代的な主題が集まるSCを,批評家,建築家などがリサーチするという特集だ. 東浩紀氏,藤村龍至氏,李明喜氏,浅子佳英氏,速…

研究室でもくもくと書く.しかし今日はだいぶ冷える.

人工土地的部分が多い筑波学園都市.道幅も広く,完璧な計画都市である.しかし,ここにある住宅群はどこか切なく,ゲーテッドな感覚がある.

筑波大学・芸術専門学群中央棟/槇文彦 人工地盤によって歩車が分断された大学.建築の中を車が,自転車が断面的に交差する.筑波大学総合研究棟D/筑波大学鵜沢研究室

かなり冷えた一日.しかも地震が朝から数回. 寒い中自転車で横浜駅へ,2時間近くかけて筑波大学へ.先週行ったシャトーカミヤの活用方法プレゼンの世界遺産専攻の講義にお邪魔させてもらう.文系らしく,様々なアイデアが出ている.

北仲スクール公開講座「サブカルニッポンのアーキテクチャ」vol.3 「イケメンは好き?それとも怖い? 腐女子vsリア充 コンテンツと歴史における男性観の変容」 講師:杉浦由美子 @ヨコハマ・クリエイティブ・シティ・センター以下,レクチャーのレポである…

一段と冷え込む日が続く。 宅建の実務講習に関する雑務を一息で終わらせる。試験合格後にまた試験があり、そこでも満点近い点数をとらなければいけないことに驚いたが、まぁ、社会的に大きな責任のある問題であるから、仕方がない。これらの雑務を乗り越えて…

正月帰るか問題. おそらく、多くの人の価値観では帰れる時に帰るべきなのでは、という答えだろう.というか普通は. だがぼくは帰らない。修論書くから。家族以外に会いたい人もいるけども。だって、2月には行かなくてはならない事情もあるし、地元でそわそ…

「歴史=物語(イストワール)の現在:情報・芸術・キャラクター」 池田剛介×黒瀬陽平×濱野智史×千葉雅也 @東京藝術大学系 在日フランス大使館旧庁舎解体前プロジェクト「NO MAN'S LAND」 冒頭に司会的役割の千葉氏から,それぞれの問題的を収斂させていく…

広尾,フランス大使館へ. 藝大が豪勢な展覧会をやっている中で行われたシンポジウムに.あわよくば新建築に載っていた新しい大使館に入れるかも,とかいう期待もしていたが,やっぱりフランス領であって,無理だった.が,旧大使館はみれたのでまあいいか.…

 シャトーカミヤ

あるきっかけで筑波大学大学院世界遺産専攻の方々の講義の一環である見学にお邪魔した. ワインの醸造場の近代化遺産。煉瓦造の建築が周囲を囲むようにコの字型に配置され、新しいチャペルと土産物屋が対面に建つ。周囲を建物で囲われた広場は西洋的な入隅空…

ヨコハマへリテージ設立記念シンポジウム「明日へつなげよう みんなのたから 横浜の歴史的遺産」 @横浜開港記念会館司会からあいさつ、配布資料確認、会員、団体資料の説明などがあった後,副会長の吉田鋼市氏からのあいさつ。主としてはヨコハマへリテージ…

 歴史と都市または時間の現在への統合

朝から茨城へ遠出.富岡製糸場のセミナーでお世話になった筑波大の教授のご好意で,茨城県牛久にある「シャトーカミヤ」という近代化遺産の見学会に行かせていただいた.筑波大学は世界遺産専攻という大学院のみにこのジャンルの専攻をおいている.学部も学…

・d-labo 長尾真×濱野智史「図書館は見えなくなるか?データベースからアーキテクチャへ」4弾「これからの知」 @東京ミッドタウン7F

ちなみに、一回目は複雑系の池上高志氏、二回目には翻訳などをしている山形浩生氏。行かなかったのが今更だいぶ悔やまれる。 講演の主題は「知」についてである。図書館は知のアーカイブを担うが、知のありようそのものが動いている状況で、図書館はどのよう…

・研究室→ギャラ間→ミッドタウン=修論→隈研吾展→長尾真×濱野智史

今日の講演もツイートは誰かに任せ(善悪はわからん),ひたすらMacBookに書く.まだ思考の余裕があるわけでもなく,今日のは門外漢だったため一次情報提供になってしまったが,講演中の講演者の言葉を引用として頭に焼き付けることはできているように思う.…

・Studies in Organic/中島英樹 隈研吾建築都市設計事務所

隈研吾展の図録にもなっている書籍は,デザイナーの中島英樹氏による。 まず、開いた時にすべてがバラバラと落ちてしまうのではないかと思うくらいに紙の接合部が自由だ。ガチガチに閉じられたもう開きたくないと思えるほどの書籍が多く存在する中で、ぼくが…

・隈研吾展 Studies in Organic @ギャラリー間

大きな木の劇場模型があった。その模型は二つに分けられた断面模型だったが、その断面から客席の方を覗くと、閉塞感のない「線」だけで構成された空間があった。しかしその模型を外から見ると大きなボリュームであって、収縮できるところまでさせたかのよう…

Studies in Organic Kengo Kuma & Associates―スタディーズ・イン・オーガニック作者: 隈研吾建築都市設計事務所出版社/メーカー: TOTO出版発売日: 2009/10/15メディア: ペーパーバック クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) を見る

横浜「ラ系」宣言 三谷徹×石川初 対談 @北仲スクール 「都市と庭」というタイトルで講演を始めた三谷徹氏は千葉大でランドスケープを専門とする教授である一方で,建築家,槇文彦氏などとランドスケープと建築をつくるランドスケープアーキテクトである. …

研究室から北仲スクールへ. 北仲スクールは横国を中心とした都市デザインに関わる先生の連携で講義をしている場所であり,今はそのプロローグとして3月まで今日のような講演,対談を行うという.

nishitobe 或る日の風景 現像/プレゼント・イメージ @ヨコハマアパートメント その現象化を如実に表したのが横浜国立大学Y-GSAの徳野ユミィ氏と慶応義塾大学の宮崎敦史氏,そして403 architectureによる今回の展示である. 前者2氏は建築学科に所属してい…

ヨコハマアパートメント/ONDesign いくつかの起伏を登り降りして,雑踏な住宅地を抜けたところにある白い建築. ヨコハマアパートメントは何気ない家々が建ち並ぶ町の中に突如出現する異物である.4本の脚によって4つの住戸が持ち上げられ,半外部空間とな…

念願のヨコハマアパートメントに研究室からいく.今日は自転車日和だった.2日目のイベントだったため写真側の話を前提としてトークを聞くことができなかったが,同世代の人たちがどういう意図を持っているか,活動的な403 architectureの活動が垣間見れてよ…

研究室からヨコハマアパートメントへ.行こうとするも自転車をこいでる途中から大雨.しかも3,4時間迷いに迷い,結局研究室に戻る.やはり,横浜だからなんとかなるとなめずに,地図はしっかりググってから持っていこう.そして雨ならケチらずに公共交通で行…

研究室から東大へ。 「池上高志×藤村龍至×李明喜「アーキテクチャにおける時間と必然性について」トークセッション」と冠される、講義に潜入。 議論は科学と建築という超専門分野をすり寄せているような感じも若干したが、さすが東大の学生は理解力が激しく良…

池上氏は、東大教養学部の教授であるが、音楽家の渋谷慶一郎氏などとのコラボレーションすることによってアート活動なども行っている人物である。氏はセッションの冒頭で荒川修作を挙げ、建築することによってそこにある主体がどう変わるか、天命ではどのよ…