book

・少し前の話ですが、「ねもは」。

そいえば、これまだ告知してませんでしたね。 「ねもは 01 絶版 建築ブックガイド40」。この中で、ぼくは宮内嘉久氏の「少数派建築論」の書評を担当させていただいている。 ぼくとちょうど同年代の方々が寄稿しているのだが、横国のときに知り合った優秀な方…

・「住む」本

仕事にしている土地活用の勉強の延長上に読んでおくべき名著が学生時代の惰性の跡としてでてきたので、まだ未所有のものを整理を含めてまとめておくこととしたい。現在の勉強の核はファイナンシャルプランナー、不動産関係であるが、学術的レベルとして興味…

・名著解題

著書解題 ―― 内藤廣対談集2作者: 内藤廣,株式会社森戸アソシエイツ出版社/メーカー: INAXo発売日: 2010/06/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見るかばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっ…

・ノウハウ本ではないノウハウ本

かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール/川田修 ダイヤモンド社 いかにもといった営業ノウハウがつまった本だった。仕事に少し行き詰まったからといってこんなタイトルの本を手に取ってしまった。しかしそんな思いは極度の失…

・家が重なるのは偶然か?

a+u (エー・アンド・ユー) 2010年 6月号作者: 株式会社エー・アンド・ユー出版社/メーカー: 株式会社エー・アンド・ユー発売日: 2010/05/27メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るCasa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2010年 07月号 […

・「建築ジャーナリズム無頼」

ある依頼のため、宮内嘉久の本を読んでいる。大学院に在籍しているころ、一年程は建築ジャーナリズムに関心があり、研究まがいのことを行っていて,さらに修士論文は60年代の建築で執筆したので、氏の生きた時代の把握は以前読んだ時よりもかなり理解しなが…

・FP、土地活用云々

今のところ、現在の組織に属しているということの目的は、企業という経済的組織が成し得る建築、土地、地域への貢献を最大限自ら可能になることだ。 つまり、各資格はもちろんのこと、土地活用、税務など生活と建築の接点となり、かつ生きる上での最低限の条…

・人生における学術

最近、あまりブログを書かなくなった。学生のときは毎日書いていたものの、やはり普通の社会人生活にはネタがない。というのもおそらく、ぼく自身の問題であって、小さな事を拾い上げられていないということなのだろうけど、何かあってもツイッターで処理し…

・建築、カフェ、編集

アルゴリズミック・アーキテクチュア作者: コスタス・テルジディス,田中浩也,荒岡紀子,重村珠穂,松川昌平出版社/メーカー: 彰国社発売日: 2010/02/01メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (10件) を見るアキッレ・カスティリオーニ自由の探…

・ICCブックストア、amazon

自己組織化の経済学―経済秩序はいかに創発するか (ちくま学芸文庫)作者: ポールクルーグマン,Paul Krugman,北村行伸,妹尾美起出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/11/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (19件) を見るオート…

斜めにのびる建築―クロード・パランの建築原理作者: クロード・パラン,戸田穣出版社/メーカー: 青土社発売日: 2008/09/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 11回この商品を含むブログ (17件) を見る

・20XX年の建築言語

・情報化社会の生活と構造化にむけての書物

フリー 〈無料〉からお金を生みだす新戦略作者: クリス・アンダーソン,小林弘人,高橋則明出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2009/11/21メディア: ハードカバー購入: 133人 クリック: 3,796回この商品を含むブログ (533件) を見るTwitter社会論 ~新たなリアル…

・建築、複雑系

修論も本論の提出が終わり、後は明日の梗概(アブスト)提出、来週の発表を残すところになった。 昨日は梗概の教授チェックを終え、発表の骨格も少し見えたところで講演会に行く事にした。しかし、外は数日前の雪が残るほど寒い。最近全く乗っていない自転車…

・「けんちくか」ができた最大のこと

「海市」が届く.また買ってしまった.本代で食費ヤバいというのに. しかも,この本は直接的には修論関係ないのに.絶版のところを初版がアマゾンにあったらついつい手が出てしまう.60、70年代主題関連の名著なら任せて,みたいな感じになってきました. …

・70年代に関する書物など/都市=情報

代謝建築論―か・かた・かたち (1969年)作者: 菊竹清訓出版社/メーカー: 彰国社発売日: 1969メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る海市―もうひとつのユートピア作者: 磯崎新出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1998/03メディア: 単行本 クリック: 1回こ…

日経アーキテクチュア 商空間・インテリアデザインすぐSC特集を開く.郊外,デジタルサイネージ,ゲーテッドコミュニティなど,現代的な主題が集まるSCを,批評家,建築家などがリサーチするという特集だ. 東浩紀氏,藤村龍至氏,李明喜氏,浅子佳英氏,速…

・Studies in Organic/中島英樹 隈研吾建築都市設計事務所

隈研吾展の図録にもなっている書籍は,デザイナーの中島英樹氏による。 まず、開いた時にすべてがバラバラと落ちてしまうのではないかと思うくらいに紙の接合部が自由だ。ガチガチに閉じられたもう開きたくないと思えるほどの書籍が多く存在する中で、ぼくが…

装苑 2010年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文化出版局発売日: 2009/11/28メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (5件) を見るNewsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 12/9号 [雑誌]出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ発売日: 2009/…

がらんどう/古谷誠章 王国社 建築への愛着を生むためにはどうすればいいか.それはメタ建築のような虚構ではなく,実際に触れてもらうことなのであろうか. 古谷氏は,せんだいメディアテークコンペにおいて情報化を前提とした建築を提案するというある種の…

アトリエ・ワン 空間の響き/響きの空間 (現代建築家コンセプト・シリーズ)作者: アトリエ・ワン(塚本由晴+貝島桃代),塚本由晴,貝島桃代,メディア・デザイン研究所出版社/メーカー: INAXo発売日: 2009/10/10メディア: ペーパーバック購入: 6人 クリック: 26回…

シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする/読売広告社都市生活研究局 都市を横断する思考、分野を横断する思考。「プロフェッショナル」という専門的に閉じた完結性のある言葉が相対化され、社会、都市の抱える問題的主題の解決へと導くメ…

COURRiER Japon 2009年 11月号 地球温暖化。地球全体が対峙すべき問題として、政治、経済界などある種共通する主題として毎日メディアに関連記事が並ぶ。 社会における命題とはいつでも、何も考えない推進力だけをもっていたことに対して、今の推進力は制約…

2週ぶりにバイト。どこか集中力がついたのか、仕事がおもしろいのか、さくさく進む。無批判に頭に叩き込む暗記ものに比べて、自分のできる範囲のなかで最大の早さ、伝達性を追求したアウトプットをする、ということは爽快だ。 『ドーン』を読み進める。ディ…

頭をしっかりと移行するためにも、研究室でパラパラと参考文献を読みあさる。勉強中に注文していた本も。 『1995年以後』というインタビュー本は、論文のためにも役に立っている。特に藤原徹平氏の科学的公共性、白井宏昌氏の経済的権力と建築の話。前者にお…

「世界都市」東京の構造転換―都市リストラクチュアリングの社会学 (社会学シリーズ)作者: 町村敬志出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1994/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る空間価値論―都市開発と地価の構造 (1973…

コレラの時代の愛作者: ガブリエル・ガルシア=マルケス,木村榮一出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10/28メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 46回この商品を含むブログ (107件) を見る

作家論総点検。 村野藤吾 村野藤吾著作集 全1巻作者: 村野藤吾出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2008/10/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る村野藤吾 (1984年) (日本現代建築家シリーズ〈9〉)作者: 村野藤吾出版社/メー…

戦後建築論ノート/布野修司 相模書房 個別的なパースペクティブで作品を対象とせずに建築ジャーナリズムに根幹をおいた評論をあとがきにも記してあるように「問題提起順」に評価していく。 やはり、戦後の時代状況と現代のトポロジカルな相似性、戦後建築論…

いつも定期的に購読している雑誌を一通り購入して眺めていると、金融危機以後の世界のパラダイムシフトが完全に移行期に入っている事がわかる。『クーリエ・ジャポン』では観光という経済的行為にショッピングやステータス表象ではないものが求められている…