トニー・クラッグというイギリスの彫刻家の台詞の受け売りなんですけど。彼の個展のカタログに「将来、大空を飛ぶ鳥が全ていなくなるというような想像をすることは、とても悲しいことだ。自分は出来れば、そうなってほしくはないけれども、もしそうなったら、鳥の替わりに、鳥に負けないくらい美しいものが大空に飛んでいてほしい」と書いてあった。人間がつくったものでもいいから、飛ぶ鳥と同じくらい豊かな隠喩を持った何かに飛んでいてほしい、って言うわけですよ。