2010-01-01から1年間の記事一覧

・メタボリズム再考について

レム・コールハース氏「(メタボリズムは)造形が独創的なだけでなく、現代建築が忘れがちな社会との関係性を提案している」ここで言われる、「現代建築が忘れがちな社会との関係性」とは、その物質性への、建築としての回帰であろうか。メタボリズムは物質…

・WORKSHOP研究 1-0 谷内田章夫氏の集合住宅1

先日、「WORKSHOP研究」と評するエントリを記述したが、実は今日の予定が前提である。それはふとしたことから一員である谷内田章夫氏の作品を拝見できることになっていたからである。谷内田章夫氏はデザイナーズマンションの第一人者と言われる。 マンション…

・WORKSHOP研究 0

「WORKSHOP」という設計事務所があった。言わずと知れた北山恒、木下道郎、そして谷内田章夫の三者による設計事務所である。1994年にWORKSHOPは解体されたが、未だにこの三者の思想は似通った部分があるように思われる。 それは、世間一般的に言われる「建築…

・一日中映画を

見る。本日は「ガンダム」である。 なぜこれを見ようとしたのかはよくわからないが、以前にエヴァ、攻殻機動隊などの連関で見ていたのだがどうもしっくりと来ていなかったからだろうか。といってしまえば他もそうなのだが。 他でも言われている事であるが、…

・江戸川区「景観シンポジウム」

定員750名の席がほぼ満席の中、江戸川FMアナウンサーの挨拶からシンポジウムは始まった。一つ目のプログラムは多田市長の挨拶。国の行政である景観法の策定から、各自治体は景観に対する様々な画策を行っている。江戸川区は第一回の表彰に一之江親水公園で受…

・栃木、日光東照宮、華厳の滝

日光東照宮 旅館、柏屋からの眺め 華厳の滝

・しっかりと映画を

見る。しっかりとみるのは結構久しぶり。 下記の2つとも、以前からみたいとは思っていたものであるが、忙しさとその内容の濃さにかまけて避けてきたものだ。以下2つを連続でみるのは結構精神的に苦痛かもしれない。とはいえ、内容的な精度が高いことと、人…

・投資は社会にコミットする手段

不動産投資っていう枠組みがなんとなくわかってきた。証券投資も勉強して、2、3年で証券投資を、10年後くらいには不動産投資を仕掛けていきたい。 巷に氾濫する投資系のハウツー本は、金を稼ぐため、老後の生活費確保のための手段として投資が紹介されている…

・建築と不動産の理想論

昨日のぼやきに引き続き、自分の振り返りをしてみる。 建築卒でしかも院生でもなぜ今営業をしているかはよく問われる質問である。まぁ動き方が営業的なだけであって実際はコンサルタントなんだが。建築内部からすると歴史研から不動産などと、真逆ではないか…

・共同住宅について

「新築主義」「nLDK」という2つの固定観念に覆われた現代の共同住宅事情は、いつまで続くだろうか。おそらく、この2つの観点はこれからも一つの尺度としては残るとは思う。しかし、そこに当てはまる家族が消滅するとまではいかなくとも、供給過剰感のある共…

・「住む」本

仕事にしている土地活用の勉強の延長上に読んでおくべき名著が学生時代の惰性の跡としてでてきたので、まだ未所有のものを整理を含めてまとめておくこととしたい。現在の勉強の核はファイナンシャルプランナー、不動産関係であるが、学術的レベルとして興味…

・過去の自分の臨界点

おそらく、ぼくが今対峙している二人の上司、直属の上司とその上の上司は、社会人一年目としてのぼくにとって最適な上司である。それは会社側の意向で決定したのか、偶然なのか、はたまたこの年代の上司というのは絶対的にそう感じるものなのかはわからない…

・江戸川区の歴史

建築というものを商売にしていると、地域のことをわからなければ話にならない。といいたいところだが、そうでもない時もある。そこにとてもマス的な感覚を感じるのだけれど、実際その建築の目的によって、そして人によってはそういうことが多いのだ。そこに…

・自己中心的社会

仕事で何を求める?昨日の飲み会で直属の上司がぼくに向けて放った質問。 「建築のデザインはもとより、全ての意味で自分の求める事で顧客が満足、共振してもらえる仕事をする事」。それがぼくの返答だ。 それ以上この会話が続く事はなかったが、自分の趣味…

・行動を前にして言葉は無力である

前回のエントリの続きのような感じだけど、資本主義に埋没する自分を書き留めておきたい。 ぼくの仕事は「営業」である。といっても安易に想像できる商品を売り込むだけの仕事ではない(そのぶん、ただ「営業」というのはどうかとは思う。みんな営業行為は少…

・最大化される環境

資本主義は人間を最大化させる、ということを実感している。 社会人になって早3ヶ月半、最初の3ヶ月はルーティンに近い研修兼実践だったものの、7月からは実践そのもの。どこも気を抜くことが許されない。「新人だから」という理由で努力を怠れば、それは何…

・葛西臨海公園展望レストハウス/谷口吉生

先日、JR京葉線に乗って木場まで行く事があった。そのとき海岸線の手前に見えるこの建築は、海風を受け止めるための板のようにも見えた。限りなく透明で、空と融和するこのガラスと線の物体は、展望台の機能は明らかに二次的なものであって、異常なまでの一…

・名著解題

著書解題 ―― 内藤廣対談集2作者: 内藤廣,株式会社森戸アソシエイツ出版社/メーカー: INAXo発売日: 2010/06/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (3件) を見るかばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっ…

・ノウハウ本ではないノウハウ本

かばんはハンカチの上に置きなさい―トップ営業がやっている小さなルール/川田修 ダイヤモンド社 いかにもといった営業ノウハウがつまった本だった。仕事に少し行き詰まったからといってこんなタイトルの本を手に取ってしまった。しかしそんな思いは極度の失…

・リノベーション基調講演/blue studio

最近、一般的にも浸透してきた「リノベーション」という「言葉」。その「実践的」老舗集団とも言えるblue studioの専務が、今回のスピーカー、大島氏だ。 今回の講演は全国賃貸住宅新聞社の開催するフェア内の講演ということもあるのか、「マーケティング」…

・賃貸住宅フェア2010in東京

ビックサイトの賃貸住宅フェア2010に行ってきた。大きな目的はblue studio大島さんの講演、ついでに業界全体の見渡し。 建設から管理まで様々な企業が参加しているが、全て、というわけでもないようだ。中でも気になったのが「リノベーション」という言葉。…

・家が重なるのは偶然か?

a+u (エー・アンド・ユー) 2010年 6月号作者: 株式会社エー・アンド・ユー出版社/メーカー: 株式会社エー・アンド・ユー発売日: 2010/05/27メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るCasa BRUTUS (カーサ・ブルータス) 2010年 07月号 […

・多角的建築人間

話は変わって、今日は @ama_no さんと初対面。ツイッター上でやり取りはあったので、先日といっしょで幾分か話したことのある人ととして受け止められた。@ama_no さんは最近独立された建築家の方であるが、お互いに質問を投げかけ合いながら時間を過ごした。…

・建築が生む共感の空間

先々週に引き続き、また碑文谷に行き、「ブルジョア・ボヘミアン」にお邪魔する。といっても今回は二度目と言う事もあり、雰囲気もわかっていたし新しいものを見に行くというよりもそこにいる人に会うためといった方が正しい。 このような経験は初めてではな…

・他人から与えられて本当にいい物は、コーヒーだけなのかもしれない。

「他人がいれたコーヒーだからだ」 ――――「かもめ食堂」より、まじないをかけたコーヒーのおいしい理由について 豊かな賃貸住宅を目指す@omori_lodgeさんが、現代アーティストの@kawadayukoさんと展覧会を行っている。「ブルジョア・ボヘミアン」。場所は学芸…

・「建築ジャーナリズム無頼」

ある依頼のため、宮内嘉久の本を読んでいる。大学院に在籍しているころ、一年程は建築ジャーナリズムに関心があり、研究まがいのことを行っていて,さらに修士論文は60年代の建築で執筆したので、氏の生きた時代の把握は以前読んだ時よりもかなり理解しなが…

・銀座、生活のボトムアップ

丸善、アップルストア、英会話学校、三越など、銀座周辺へ。 昨日ネットを開通させようとセットアップ用CDを挿入しようとするも、Mac Bookに入らない。デスクトップ上には何の表示もない。ドライブ故障、認識に問題があると思っていったが,結果はドライブの…

・FP、土地活用云々

今のところ、現在の組織に属しているということの目的は、企業という経済的組織が成し得る建築、土地、地域への貢献を最大限自ら可能になることだ。 つまり、各資格はもちろんのこと、土地活用、税務など生活と建築の接点となり、かつ生きる上での最低限の条…

・久しぶりな気がする映画

久しぶりに、映画も見る。「エヴァ・序」と「ネメシスゲーム」。そういえば、「エヴァ・破」はDVD予約してあるけど見ていなかったことに気づく。修論中だったからか。ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 特装版 [DVD]出版社/メーカー: キングレコード発売日: 2008/…

・人生における学術

最近、あまりブログを書かなくなった。学生のときは毎日書いていたものの、やはり普通の社会人生活にはネタがない。というのもおそらく、ぼく自身の問題であって、小さな事を拾い上げられていないということなのだろうけど、何かあってもツイッターで処理し…