午後3時起床。
飯を適当に食べ、ジュンク堂まで歩く。「スカイ・クロラ」を買った。レジ係がたぶん高校の時いっしょだった人だった。いっしょというかなぜ知り合いなのかも不明に近い。同じクラスになったことなんてないのだから。名前も忘れていたけど、名札にそう書いてあった。ああいうときはほんと苦手だ。目も合わせられない。向うはぼくに気づいていたかもしれないが、そこで昔話をするわけにもいかなかっただろう。これは言い訳だ。昔から綺麗だったし、今も綺麗だった。好みとは別にして。
ぼくにはあまり昔の友達がいない。今でこそ友人は多い方だと思うけど、地元には数人と大学以降で知り合った逆輸入的な知り合いがいるだけだ。そう考えると少し会釈でもしとけばよかったかなと思う。連絡先は知らないし、共通の知人も思い浮かぶけど何とかコンタクトをとったとしてもその後の他人の目が怖い。こうなってしまった極限がひきこもりなのかもしれないと今思った。
あそこのジュンク堂には頻繁に行くし、自然な再会を待ってもいいかもしれない。行くたびに彼女を意識してしまうだろうけど。



最近、自分は自分に一番近い他人という感覚がある。たぶん東京に行ってからだ。
いろんなことに諦めがつくというか許容できるというか。
それに、人生に意味なんてないこともだんだんわかってきた。まだ心の底から納得できていないつっかえはあるけど。
すべてのことはどうでもいいことなんだ。重要なこともない。十分好きなことをして生きている。それでいいじゃない。
まだまだよくわからないけど、がんばってれば後悔はしないと思う。
だから、いろいろがんばるんだ。