取材のこと以外で収穫だったことがあった。それは建築の保存に関する問題で、資本主義とかそういう大きな問題は二の次であるということ。
建築自体の良さがわからず、ポスターを貼るためだけに柱を変えてしまったり、照明などのメンテナンスを怠ったり。建築に愛着のあるヨーロッパでは全く考えられないことだ。これは別にその当事者が悪いということではなく、単に建築と建築以外の人々の距離が遠過ぎるということ。これはどうにかせんといかんと思う。