Oくんが講義のために、交代で一年ぶりのTAをする。TAといってもCGなどの作業が行える教室にいてその場のトラブルに対応するだけのものなので特にすることはない。
しかしこの部屋、パソコン数十台とプロッター、スキャナーなど電子機器を狭い部屋に詰め込んでいるせいか、環境がおかしい。どこかで常に音がしているようだし、体に何か入ってきているような感覚。そのせいで中に入って1時間ほどは集中できず、自分や他人の過去のブログを流して見るだけ、になってしまった。
自分や友人の文体。書き慣れていないときの文章というのは、なぜこうも新鮮なのだろうかと思った。それはうまくなった、というか多少は読むに耐える文章になったというのもあるのだろうが、以前ほどいまの自分はセンシティブに生きているのかが若干疑問にすら思う。
心の表現をそのまま文章にしたようなぶっきらぼうな表現。細かいことは伝わらないのだろうけど、どこか心地よい感覚がする。もちろん昔の文章の方がいいというわけではない。しかし、このままでも関係の中で最上に達する感情の高まりというのは得られるのだろうか。というか、これが大人になるということか。