人間にはおそらく空虚すなわち選択するためのヴォイドが存在する。それは引き算から生まれるマッスの形骸化したものではなくブラックホール的キャパシティを有するイデオロギーである。
一般的に「自分」という表現で示される事象はこのイデオロギーからは他律的であるがに独立した状態にある。そしてそれは選択するという行為、己の中から生み出たものかのような言動ですべては覆い隠される。
その殻の中にあるものは客観的には常に満たされているし他人には説明不可能なものである。