朝からサントリーミュージアムのアトリエ イン カーブ展へ。
前に講演会に行った時オリジナリティという言葉を代表の今中さんがおっしゃっていたが、ぼくにはこれが真の芸術だと感じた。むしろ、これが普通なんだと。ただこの日本で芸術をすること、客観的、歴史的評価を無視しては何もできない状況からこの人たちが注目されているだけであって人間一人一人の中に自然に存在しているものだと思う。
作品には「調和」や「部分と全体」という近代主義の象徴が全く感じられなかった。これは「自我」「情熱」「意志」などが示すベクトルと同じ方向性を持った人間の中に元からあるもののみで作品が制作されているということに繋がると思う。
別にこの展覧会を差別的だとか思っている訳ではないがこういうことがクローズアップされる現代がおかしい。経済効率主義、大量消費は人からいろんなものを奪っているんだろう。