ダンス・ダンス・ダンス(上) (講談社文庫) ダンス・ダンス・ダンス〈上〉/村上春樹
羊をめぐる冒険」の続編的小説。
あいかわらず日本の経済構造に巻き込まれるのを冷めた目線で見ている主人公は自分と重ねやすい。
『「こっちの世界」で生きるためには踊り続ければならない。』全くその通りだ。何か目的を持ち、踊り続ける。それこそが高度資本主義の中で生きていく秘訣。いや、秘訣ではなく当たり前のことだ。
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