5時起床で6時出発、8時に関空着。
少しフランクフルト行きが遅れているようであまりに暇だったが初めての海外の前には心を落ち着けるためのいい時間になった。

レンゾ・ピアノの日本での代表的作品である関西国際空港
巨大なトラスで構成されたこの構築物は都市的規模の建築というよりもはや都市インフラである。大トラスの下に組み込まれたキオスクやカフェは街路を形成しする。街灯も設置されオープンスペースは広場として存在する。複雑なシステムが作り出す様々な人種が混ざり合う都市としての結節点。

関空→フランクフルト
国際線でかつ12時間という長時間のフライト。機内食2回と間食、新しい映画見放題というサービス。
空から見る地球、風景はすばらしかった。ラピュタを見るような感覚の雲。
飛行機は空を飛ぶ住宅だ。

フランクフルト→ヘルシンキ
北欧の夕焼けは一生心に残るだろう。
深い蒼からグラデーションで水色、緑、黄、そして夕焼けのオレンジ、赤。言葉では表現できない本当の自然の美しさを経験した。限定された時間と場所というはかなく強くそして美しいそしてどこかさみしげな感情が芽生える。

21時 Helsinki Vantaa Airport 着。
空港からフリーのバスでホテルへ。

この旅の目的は何か。
純粋に感動すること。
形と理論の整合性を高めること。

何より大切なのはどこかで落としてきてしまったとりあえず動く、動きながら考える精神を取り戻すことだ。