Paris

RERでポワシーへ。郊外の住宅街は塀が低く、植物を植えているところが多い。

ヴィラ・サヴォアへ。


近代建築5原則と称されたコンセプト。その集結であるこの住宅。まず周囲の環境が抜群にいい。その中に開放的な住宅。開放的であると一言で言っても部分部分にその開放性を見ることのできる住宅である。5原則と題してメディアに載せたのも賢いが、それ以前に住宅としてかなりいい。リアリティを失わない強さとしとやかさはやはり偉大である。

ラ・デファンス。

凱旋門。でかいだけの門だと思っていたが機能が中に入り上部は展望台になっているらしい。このグラフィカルな外形は歴史上の対比か。周辺は現代的な建物が並ぶオフィス街。

メトロと目的地の対応が分かってくる。
フランス国立図書館へ。

レムによる画期的なコンペ案の出た結果。周辺環境は至って静かで広く見渡せるいい環境。そこに突如出現するヴォイド。入隅と出隅により明確に分けられた空間は、明らかに内向きに作られている。蔵書の問題、空間の問題が形としてはっきりと解かれている。マッスにより区切られた地上の空間は明確な境界を持ち、自然を内包する。自己完結。

セーヌ川を挟んだ対岸へ。
再開されたような地域で、目新しい集合住宅が建ち並ぶ。古い街区に置ける重さのようなものは解消され、ガラスを多用した軽快なファサードの中に、立ち話をする人や走り回る子どもが見られた。

Lyonまで歩き、ポンピドゥーセンターへ。

最上階からはエッフェル塔、ラ・デファンス、モンマルトルのサクレ寺院が一望できる。
昨日もそうだったが、センターの前で若者がパソコンを広げて何かしている。ぽつりぽつりと人も増えていくようで、流行なんだろうか。
中は老若男女いろんな人がいる。設備が外側に出ているため、本当にただの箱で、機能性は抜群だ。
外観としても元々きらびやかなパリの人々や露店をもってきたような配色なのでとくに気になるとは思わない。歴史→人→現代というプロセスが見える。