ワタリウム美術館のファブリス・イベール「たねを育てる展」
初めて訪れた美術館。敷地の面積はあまり大きくなく、三層に渡って展示が行われる。移動は主にエレベーターとなっていて、全体で一つの展示を行う場合にこの間に含まれる「何もない時間」をどう活かすかも展示する側にとっては一つの思考になりそうだ。
今回の展示の場合、ドローイング、インスタレーション、生物展示と各層で分けられていた。
「環境」というキーワードが多く取り上げられる。そのキーワード通りの展示とイデオロギーであったように感じる。現代の日本では忘れられている、というより実感として接触する機会のない植物をアート(?)を通して伝えるということはうまくできていると思う。
特に二層目の植物を本当に植えている展示はすごくなつかしい土と葉のにおいがしていた。