東京メトロ永田町駅周辺

メトロの出口から出るとすぐに警視庁の警察官が少々の武装をして立っていた。
駅周辺ではそこらじゅう監視の目が光る防御的地域。日曜日であったためか人通りは少なく一層青い服は目立つがもはやそれは人ではなくシステムの一部である。どこの誰が敵かもわからない現代において、日本の政治を担うこの場所に護衛がいるというのは何も不思議なことではない。何か守るべきものがあるのだろう。しきりに周囲をにらんでいる。
マス・メディア、インターネットが普及した現代で言動はマス・メディアから発信され場所は場所でなくなる。しかし象徴としてどこかに存在する本来的な意味での場所は守らなければならないという現れであろう。