前回号の自己批判からはいり、企画会議、編集方針会議。前回の反省からというのは雑誌にとって当たり前のことなんだろうか。たぶんそうだと思う。でも実際に目の前で行われているのを見て、雑誌というか情報の扱いが本当のものであることを知った。ただコネから作り出す情報を流すのではなく、批評的な審美眼で事象を見つめ、濾過して流す。そこには精錬された「知識」という言葉にふさわしい情報のみが残る。
また、自己批判的精神からの向上姿勢、満足ということを簡単に出さない事に、仕事への本質的情熱が窺えた。

求めているのはこれなのかもしれない。そうふと思った。
足で、目で、頭で真実をつかむこと。現場をみてこう思えたのは初めてだった。3年生の時の就活が自分に対する嘘でやっていたと気づいたときから何かを求めていた。その中の一つがこれのような気がする。