建築が建築のためにあるのでないように、建築学科も建築のためにあるわけではないと思う。
設計という課題には、さまざまな要素が含まれる。デザインはもちろん、構造、環境、都市計画、建築計画。その諸要素をまとめあげることこそ課題の醍醐味だ。別の次元で言うと、すべてを可視化する。形に落とし込むという意味ではなく、目に見えるもので解決するということ。この作業は非常に困難な作業であり、分析だけしてても一向に終わらない、ある意味で特殊な科目だ。