architecture

・HEAD研究会シンポジウム『不動産管理の価値を考える〜欧州の事例を通じて〜 "僕らの時代の商売を考える"』

表題シンポジウムのメモ。 http://www.facebook.com/events/204431976383276/ヨーロッパ視察、ドイツ、オランダ。近代の住宅供給、工業化が日本との類似性。 問題意識、仮説はform follows management。 form follows function、form follows financeからの…

・犬島精錬所美術館

犬島(wikipedia)

・豊島美術館 設計:西沢立衛

アーティスト内藤礼との作品。安藤忠雄作品とは違い、アートと一体化し、アートそのものといった建築。 西沢氏、SANAAで今まで日本で作ってきたものとも違う、コンクリートでワンルーム空間を作った。どう断熱をしているのか、中には暑さが籠るということは…

・李禹煥美術館、地中美術館 設計:安藤忠雄

瀬戸内海、直島にある2つの大型美術館。他の「家プロジェクト」とは一線を画す。 というのは、両方の美術館は安藤忠雄の美術館の中でも、建築への導入部、本体に特徴がある部類であるからだ。光の美術館のように普通のものとは違うコンクリート打ち放しの壁…

・海の駅「なおしま」設計:妹島和世+西沢立衛/SANAA

直島へのフェリーからの来訪者を迎える海の駅。設計はプリツカー賞受賞建築家であるSANAAである。 妹島和世、西沢立衛の手がける建築には、極限まで絞られたような鉄の柱、薄い屋根が特徴的に捉えられる。しかし、同じ瀬戸内海のアート作品である中の谷東屋…

・メタボリズム再考について

レム・コールハース氏「(メタボリズムは)造形が独創的なだけでなく、現代建築が忘れがちな社会との関係性を提案している」ここで言われる、「現代建築が忘れがちな社会との関係性」とは、その物質性への、建築としての回帰であろうか。メタボリズムは物質…

・WORKSHOP研究 1-0 谷内田章夫氏の集合住宅1

先日、「WORKSHOP研究」と評するエントリを記述したが、実は今日の予定が前提である。それはふとしたことから一員である谷内田章夫氏の作品を拝見できることになっていたからである。谷内田章夫氏はデザイナーズマンションの第一人者と言われる。 マンション…

・WORKSHOP研究 0

「WORKSHOP」という設計事務所があった。言わずと知れた北山恒、木下道郎、そして谷内田章夫の三者による設計事務所である。1994年にWORKSHOPは解体されたが、未だにこの三者の思想は似通った部分があるように思われる。 それは、世間一般的に言われる「建築…

・栃木、日光東照宮、華厳の滝

日光東照宮 旅館、柏屋からの眺め 華厳の滝

・投資は社会にコミットする手段

不動産投資っていう枠組みがなんとなくわかってきた。証券投資も勉強して、2、3年で証券投資を、10年後くらいには不動産投資を仕掛けていきたい。 巷に氾濫する投資系のハウツー本は、金を稼ぐため、老後の生活費確保のための手段として投資が紹介されている…

・建築と不動産の理想論

昨日のぼやきに引き続き、自分の振り返りをしてみる。 建築卒でしかも院生でもなぜ今営業をしているかはよく問われる質問である。まぁ動き方が営業的なだけであって実際はコンサルタントなんだが。建築内部からすると歴史研から不動産などと、真逆ではないか…

・自己中心的社会

仕事で何を求める?昨日の飲み会で直属の上司がぼくに向けて放った質問。 「建築のデザインはもとより、全ての意味で自分の求める事で顧客が満足、共振してもらえる仕事をする事」。それがぼくの返答だ。 それ以上この会話が続く事はなかったが、自分の趣味…

・葛西臨海公園展望レストハウス/谷口吉生

先日、JR京葉線に乗って木場まで行く事があった。そのとき海岸線の手前に見えるこの建築は、海風を受け止めるための板のようにも見えた。限りなく透明で、空と融和するこのガラスと線の物体は、展望台の機能は明らかに二次的なものであって、異常なまでの一…

・リノベーション基調講演/blue studio

最近、一般的にも浸透してきた「リノベーション」という「言葉」。その「実践的」老舗集団とも言えるblue studioの専務が、今回のスピーカー、大島氏だ。 今回の講演は全国賃貸住宅新聞社の開催するフェア内の講演ということもあるのか、「マーケティング」…

・多角的建築人間

話は変わって、今日は @ama_no さんと初対面。ツイッター上でやり取りはあったので、先日といっしょで幾分か話したことのある人ととして受け止められた。@ama_no さんは最近独立された建築家の方であるが、お互いに質問を投げかけ合いながら時間を過ごした。…

・「建築ジャーナリズム無頼」

ある依頼のため、宮内嘉久の本を読んでいる。大学院に在籍しているころ、一年程は建築ジャーナリズムに関心があり、研究まがいのことを行っていて,さらに修士論文は60年代の建築で執筆したので、氏の生きた時代の把握は以前読んだ時よりもかなり理解しなが…

・6Q 〜6の問いから始まる即興建築トーク〜 @Uplink Factory

発表者 秋田亮平(藝大院) 中村紗惟子(藝大院) 中村大起(東工大院) 岩間直哉(東工大院) 林盛(東大院) 服部一晃(東大院) ゲスト 新居幸治 有山宙 五十嵐太郎 磯谷博史 岸健太 坂牛卓 佐々木新 芹沢高志 瀧健太郎 豊田啓介 中山英之 松原慈6Q。それ…

・建築の際

「生命の際」@東京大学 福武ホール 伊東豊雄 福岡伸一 佐倉統 司会進行は建築学専攻M2の松岡康氏他大学院生が行い、企画概要を南後氏から説明があった。 プロジェクタに「建築家×異分野の専門家×情報学環教員」と提示しながら、福武ホールがソリッドな際の…

・東京での再会、シンポ雑感

研究室から東大へ。南後由和氏がコーディネートする伊東豊雄氏や福岡伸一氏の登場するシンポジウムへ。最初は南後氏が出てくるのかと思いきや,どこかで見覚えのある顔が。Diploma 京都でいっしょだったMだ。説明の中にあったようにこのシンポジウムは大学院…

・セシル・バルモンド展

オーヴ・アラップ社のセシル・バルモンドによる展示。形態に関する哲学、ともいうべき言葉の書かれた幕で構成された空間を抜けると、最小限の要素でつくられた大きな空間が現れる。一見するとそれは単に現代的インテリア空間なのだが、よく見ると、それは恐…

・可能世界空間論――空間の表象の探索、のいくつか

―情報技術はもはや、身体まで到達しつつある―その可能性を身体的に、感覚的に、ヴィヴィッドに介入してくる展示だった。 工学デザインとして折り紙を持ち込み、「立体形状の折紙化」「自由折紙」「剛体折紙」の三つの折紙理論と対応するデザインツールを提示…

・20XX年の建築言語

・アイデンティティに関わる二重性

やはり関西の独特な時間空間軸はぼくにとって必要なものらしい。地元を歩いていろいろ浮き彫りになった。 今日は地元である兵庫県西宮市でぶらぶらする。たまたま休みだった親父と、ランチしたりと。本を物色してから、少しの間最大のショッピングセンターで…

・倉敷アイビースクエア

近代化遺産である。もともと国営の紡績工場だったのをホテル・結婚式場に改修されている。富岡製糸場やシャトーカミヤと違ってホテルという機能が内包されているので少し厳粛な感じもする。しかし、そのレトロな崇高さみたいなもので、結婚式場にはいいのか…

・建築家・本野精吾から見えてくるもの

建築家 本野精吾展 ―モダンデザインの先駆者― 建築家・本野精吾から見えてくるもの基調講演/藤森照信氏 氏の中での本野精吾論は、石田潤一郎氏と本野邸、鶴巻邸を回る中で固まっていったという。当時、歴史主義というのが基本であったが、19世紀後半から批…

・LRAJ議論編レポート

Live Roundabout Journal 「メタボリズム2.0」@INAX:Ginza 出演:藤村龍至 濱野智史 酒井康史 池上高志 磯崎新 連勇太朗 岡端喜 李明喜 藤本壮介 東浩紀 倉方俊輔 南後由和 黒瀬陽平 橋本純全てのプレゼが終了し、次に議論に移る。 議論に入る前に第一部の振…

・LRAJセッション編レポート

Live Roundabout Journal 「メタボリズム2.0」@INAX:Ginza 出演:藤村龍至 濱野智史 酒井康史 池上高志 磯崎新 連勇太朗 岡端喜 李明喜 藤本壮介 東浩紀 倉方俊輔 南後由和 黒瀬陽平 橋本純第一部 第一セッション 「イントロダクション」 藤村龍至×濱野智史 …

・70年代に関する書物など/都市=情報

代謝建築論―か・かた・かたち (1969年)作者: 菊竹清訓出版社/メーカー: 彰国社発売日: 1969メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る海市―もうひとつのユートピア作者: 磯崎新出版社/メーカー: NTT出版発売日: 1998/03メディア: 単行本 クリック: 1回こ…

・現在性への統合

東の空から山吹色の月が頭を出して、真ん丸になるまで浮上する一部始終をみた。それはほんの5分、とかそのくらいの時間。 2010年最初の日、最初の月、最初の夜の始まりは、何というか、不気味だった。都市の時間と自然の時間の差異を感じたというか、月が動…

・研究対象に食われる、とは

藤森照信氏は,商業建築の研究を語る前に,研究者には研究したものが巣食う,というようなことを書いている.つまり,氏が興味を持っているバラック装飾社の今和次郎についての商業的,風俗的な研究をするのは心してかかれ,というようなことだ.ぼくは当初…