インターン制成果報告について。

はじめの方はつらつらと概要が続きます。
極力ビジュアルと短文でまとめ、話すようにしました。
今回ぼくがが得た事、つまり一番伝えたかったのは一言で言うと「当たり前のことを当たり前と思わないことが大事」ということです。
それは時代に対する批評性にもなり得るし、時代を読む鍵にもなる。

雑誌など世の中のものは普通に成立している訳ではない。つまり、「読者は何を求めているのか」ということを常に考えるということ。「自分がこの特集をしたい」だけではダメで、それが本当に読者にとって意味のあるもので読者に伝える価値のあるものなのかを考え、その情報を提供する事により報酬をもらう、いわばwin-winの関係をこちらから築けるかということです。今となってはこれがビジネスであり全ての仕事の基本である事を自分の好きな雑誌と言うものから学べたと思っています。インターンシップを経験したあとから、雑誌だけでなく世に出回っている物全てが当たり前にそこに存在するのでなく、意味があって生み出されたものだという目をもってみることができるようになったとおもいます。

そして「当たり前のことを当たり前と思わないことが大事」ということは雑誌という媒体での話だけでなく取材して記事を書くことからも学ぶ事ができました。
取材とは足で情報をつかみにいくということです。Webでいつでも情報を得られる時代でネットを検索すればだいたいの事は分かってしまいます。そんな中でわざわざ記者会見などに赴いて直接人に会って質問をぶつけ会話をするというのはまだ表に出ていない独自の情報を得るためです。分かった気にならず常に疑いをもち、当たり前のことを当たり前と思わず自分の視点で質問し、自分の言葉で記事にすることが記者の仕事であることを記者会見中に記者たちの質問によって会見の主題が明確になっていくことから感じました。また、編集会議で前号の自己批判をして自ら刺激を作り出すということも常に自分の過去を当たり前として置いておかない姿勢からも大切さを感じました。