相談があるとのことでインターン先へ。
今日は講義しかなかったが、わざわざスーツを着ていった。もちろん、悩んだ。「相談」と言ってきているのだから私服でもいいじゃないかと。
しかしこの不況下、莫大な投資である一人の採用に時間をかけるのは納得がいく。そう、相談と見せかけて成長してるか見られると思ったのだ。
でもなんのこっちゃない、本当に相談だったようだ。さらに「そんな恰好だから誰かわからなかった」と言われる始末。深読みし過ぎたが、ある程度プレッシャーになって少し本気で企画を考えたし、インターンで得たことを再度思い出してみたりできた。何でもないことを勝手にプレッシャーと感じるのは無駄な特技だが、やり過なければとてもいい性格だ。と思ってみる。思わないと先に進めない。


インターン中にも少し話題が上がっていた学生向けの企画について話す。インターン中の情報を整理してきたこともあって、最初は半ば相手と同じ立場、「つくる側」になって答えていた。しかし、相手と同じ思考、立場を保とうとすると結局堂々巡り、同じ結果しかでてこない。
そこで中途半端なプロ意識は捨てることが相手の求めるものだと判断。というか今考えると質問によってそっちに流されたというべきだ。あの方達はぼくという学生を「取材」していたのだと今わかった。

まだ難しく考えてしまうクセがあるようだ。上から目線ではなく、自分が今何を求めているか、設計課題のときに何を求めていたか。気になっていたのは何か。ほしい情報はなにか。素直に、自己分析的に、考えればいいだけだった。やるべきことはやってきたはずなのだから。
それは何か見つけようとするときにも必要なことだ。難しい言葉で考えて、結局コトバ遊びになるのでなく、身近な、体で考える。自分を中心に考える。
今だからこんなことを考えれるが、やはり難しい。やはり相手が何を求めているか考えてしまって、結果自分を外からみることになってしまっていたように思う。

インターンシップ生ではなく、学生になりきることは学生の世界を伝えることになった。
それがそのまま答えになる。最も伝わりやすく、最も意味のあるものだ。


ということがわかると、少しずつ企画、取材相手が思い浮かんできた。とりあえず少しまとめて報告、はやく取材に行きたい。