昼過ぎに工大のAと梅田で合流、開発中の北ヤードと大阪中央郵便局を見て回る。話題は昨日Fと話したこともあって、中郵の話題で持ち切り。Aは郵便局の建築的価値について興味があるらしく、いろいろと私の知らないことも教えてくれた。価値を教えてくれる人がいると、保存に対して前向きになる。開発と保存の二項対立ではなく、公共の税金で建てられた建築物を守りたい人と時代の流れに対応していかなければならない状況と二つに対してWIN-WINの関係をつくりだすことはできないのだろうか。
天満のパスタ屋で同じく工大のときの同期であるWと3人で食事。AとWはここで学部のときにバイトをしていたらしく、店長や店員の人と気軽にあいさつを交わす。が、向こうの一言目はもっぱら就職の話。まだまだ就職は辛い状況にある。二人もまだこれからであろうが、一生懸命に違いはない。周りは気にせずに突き進むしかない。
Wと別れ、二人で中崎町まで歩く。小さなお店が増えているようだ。雑貨屋など中崎町らしいレディメイドのお店が新しく並んでいる。このようなところで店ができるのはとても幸せだろう。しかし、実際はどうなんだろうか。相変わらず客層は学生のような若輩の方が多いようだし、本当の意味での活性化になっているのかは不明な点が多い。中崎町を経由して梅田で何時間か話す。
その後Aと別れて守口まで移動、Kと会う。お好み焼きを腹一杯食べて、大日まで言ってボウリングをする。数回しかしたことはないが意外とおもしろい。少し体の左に筋肉痛が残りそうなことを感じながら淀川沿いを自転車で走りながら冷たい風を感じながらKの家に帰る。家でビールとキュウリでだべりながらぐだぐだと。

今回の帰省は全体としてかなり有意義にすごしている。たまたま会いたかった人たちと時間があい、将来のことも含めて話すことで自分の役割を再認識できる。このタイミングも一つの運命である。運命だとか偶然だとかは必然になるまではわからない。しかし、必然に向かって一つ歩を進めることができたことには感謝の念が生じる。