朝、ネットで展覧会情報を物色していると、渋谷でアウシュビッツ関係の展覧会を発見。しかも今日まで。行くしかない、ということで渋谷のトーキョーワンダーサイトへ。区役所の奥にある不思議な展示場ね。
なぜかぼくはアウシュビッツ強制収容所の話にとても興味がある。小学生のころに父にアンネ・フランクの映画を見せられていたからかもしれない。それでなのか、人の尊厳をいとも簡単に消滅させるということに反応してしまう。そこにはぼくの怒りとともに哀しみ、そしてどこかそれを語る空気に懐かしみを感じているのかもしれない。
その後、渋谷を歩くといつも来てしまうSPBCに。そのあとに会う友人の誕生日プレゼントに「はらぺこあおむし」を購入。何十年も前から家にあった。色彩が特徴的なとても美しい本。その人とは関係ないかもしれないが、自分用とは別にプレゼントしたくなる本だ。一緒に先日教えてもらったミラン・クンデラも購入。
そしていつものコース、喫茶店ルノアールで買った雑誌を読む。この喫茶店は大衆向けの少し高額のカフェだが、大衆向けのカフェの中ではスタバよりも好きだ。特に渋谷店の窓際の席は人を眺めるのが楽しくてとてもいい。雑誌には血液型インタビューが特集されていた。なかでも「風とロック」編集長の箭内道彦氏のインタビューでは異様な説得力があっておもしろかった。例えばなぜA型が几帳面だと言われているのか。それが語られていない、と。几帳面、神経質、気遣いができるというのはどこからくるのか。それは「自己中心的」だからだとか。自分が大事で嫌われないため。対するB型は自己中と言われがちだが、氏によるとそれは生きることにまじめで、筋をきっちり通したいから人と衝突して「これが大切だ」というのを押し通す。などなど変な説得力があった。
なんでそんな雑誌を真面目に読んでんだって?ガールズトーク好きだからですよ。「グータンヌーボ」観てます。

ルノアールを出て東京で大阪の子と待ち合わせ、サラリーマンのいない八重洲で飲む。丸の内に行ってもよかったが、新幹線高いし、ということで、いつもながらのチェーン。だれかと朝を過ごすのが人生で一番の幸福だ、とか話した。