宮井氏、八木氏は土地の歴史やライト、遠藤の歴史を語る。
羽仁夫婦が教育環境を実現させるために土地を分譲、半ば考えを共感する人びとが寄付半分で土地を購入していったのがこの土地の発端。遠藤ファミリーと弟子、自由学園関係者が伝統を継承する形で環境が保たれている。現在も街には憲章があり、外部から入ってくる業者などにも了解を得て秩序を守っているという。
五十嵐氏は建築をみた印象や書籍などから気になったキーワードを抽出。玄関の非正面性、子どものスケール、配置、軸線を提示した。また、遠藤の卒業設計「BOKUNO HOTEL」では当時東大で公の建築主導であったにも関わらず私的なものから設計をするというおもしろい発見もあった。