PLUTO 8 (ビッグコミックス) PLUTO 8/浦沢直樹 小学館
何かを突き詰めるということ。それは人間である以上絶え間なく生まれる欲望。しかしそれは時に戦争を生み、倫理の破壊を行う。「ロボット」は人工知能を搭載し、自分を人間だと思い込む。人間は知能を埋め込み、生きる。それは本当に幸福なことであろうか。
「死」のない生や、「憎しみ」そしてそれを跳ね返すことから生まれるものなどなにもない。そんなことを教えてくれる、手塚漫画だからこその強度をもったメッセージ。