教習2日目。今日も学科、実車とこなしていく。
いつもより日が長い。超規則正しい生活を送っているからか。。
少し空いた時間に、友人と海の方にいってみる。きれいな海岸線ではあったが、内陸であるからか、開放感がある、というわけでもなかった。

教習所というところにはいろいろな人間が集まる。特にこれから社会に出る若いひとたち。単なる「道路」の規則を学び、そのルールに沿うようにできることに目的を置く教習所という場所。しかし、「自動車」という個人的なものでありながら社会に影響を及ぼす小さなデバイスのことを知るということで、社会への規律訓練を行う場所だ。車にのるという見ているだけではちっぽけなことは、時には他人すらも巻き込むデバイスになる。
こういうことをすることすら一般的に言われている学校とは違う、国家からの試験としてモラルを問う場所なのだなと感じた。ここの教習所の教員たちはある程度の自我が目覚めた人間に対して一定のモラルを説く重要な存在である。根本的な学校教育ではない、ある程度のフィルターがかかった人間を再度教育することはおそらくかなりの労力を使うだろう。大きな意味での社会が概念として崩壊した今、近代が残した自動車とそのためのインフラでしか社会と個人がつながっている。