合宿最終日、卒業検定
これまで多くの友人と教官に助けられ、ここまでやってこれた。再度自分の弱点を確認できたと思う。無事日程通りに免許合宿をこなす。
しかし、ここでもまた濃密な時間を過ごした後の別れという代償が求められる。二週間強の短い時間だったということは関係ない。同じ目標に向かい年齢も性別も関係なく同じスタートラインに立つということはこの年になってからは簡単に経験できるものでもない。偏屈な人間として時間を単一に過ごすのでなく、多くの記憶と思い出を回想できる別の世代の仲間を作れたということだけが、私にとって免許合宿を単なる社会参加のための技術取得以上のものにしてくれたことを心から感謝したい。