朝から二俣川の免許センターへ。ここで学科試験に合格しなければ免許取得は終わらない。
が、予想以上に教習コースが広い。教習所の敷地が見えた時点で安心した自分が悪いが、4分遅刻で試験を受け損ねる。
えらく冷たい反応の担当者から逃げるように外に出てベンチでふてくされていると、九州の教習所でいっしょだったMと遭遇。Mとはいっしょに受けようと約束していたのだが9時10分前にだいぶ遠くにいるという連絡があったのでもう来ないと思っていたので少し驚く。明日また来るしかないと確認したあと、せっかくだから少しだべろうと横浜へ。合宿の話、お互いの人間性の話、やりたい事の話など、延々と話す。本当に自分の話を聞いていたのかは甚だ疑問だし、すべてを横流しされている感じにかなりの疲れを感じた。まぁ、相手はまだ20歳の少年である。仕方がないか。
夕刻前にMと別れ、研究室に顔を出してみる。M1のTくんとIさんが資格試験に向けての勉強に躍起になっている。合宿から帰ってきて間もなく、先ほどまでその余韻に浸っていたのだからすぐに研究に没入できるわけもなく、居心地の悪さを感じて帰宅。服や鞄など、片付けがてら合宿前の自分の部屋に戻しつつ思考を整理、ふわふわしている気持を少し落ち着かせる。
夜、Aと電話。言葉に翻弄されない強固な意志と自分と似たニュートラルな視線を感じる事ができる。不思議なくらい意志の疎通が流動的かつ滑らかで、いつまでも古びることのないような緩く固いつながりを感じる。世界の時間の流れを感じさせないニュートラルな時空間域に二人だけの時間が存在しているような錯覚、動的な平衡状態。単に文字通り受け止められるのではなく、超個別的で感覚的な表現すらもお互いに浸透しているような、批評的でもあり批判的でもあり、同時に意味などないしっとりとした新鮮な朝露を体で感じているような感覚的触感。