合宿から帰ってきて3日目。雑誌を眺めたり文章をどろどろと生産するうちにそろそろ思考状態も落ち着き、元の生活にシフトしつつある。が、まだ気が戻りきっていないのか、朝寝坊。免許はまた明日ということになってしまった。早めに終わらすものは終わらせて、やることと生活をシンプルにしていかなければ。
 合宿中も何回か本屋に立ち寄ったが、やはり普段の心境でないと入ってくるものも入ってこないことを、昨日本屋を訪れた際に実感した。本屋を巡るということは日常的に、時代の現在進行形の情報を表面的に捉える事であり、脳内の思考地図を更新、最適化するための術の一つである。

 研究室からの帰り、米を買ったり豆腐を買ったり。中途半端な時間帯の晩ご飯というのが一番難しい。食べないと気力がなくなるし、食べ過ぎるとエネルギーがオーバーしてカロリーと消費の過剰になる。適度な量の米と冷や奴でいいや。
 帰り道、夕焼けのなかで鈴虫の鳴き声と自転車のタイヤがフラットなアスファルトと静かにすれる音、スーパーの袋が風でなびく音に夏の終わりを感じた。