そこまで値は張らないが,そこそこいいイタリアンを食す.
某建築史家御用達だけあって,雰囲気,料理ともにヴェネツィアの良き風土を表現していた.ワインがかなりうまい.
やはり,食事は1人ではない方がいい.順序立ったコース料理だったので店には若干迷惑をかけたかもしれないが,食事の時間が豊かになれば,その日はどこかうまくいった気にもなる.例え1人であっても,食,またはその過程が豊かになれば,生活そのものが充実したものへと一段上がる.
これは衣食住がそうなんだと,今更ながら言葉にできるようになった.まぁ,つまりはやっと理解した.ファッション,インテリア,フード.今までも何となくそう実践してきたが,大きな目的のために犠牲になることの方が多かった.逆にこれを大事にするようになることこそ,一般的な「草食系」であると誰かに定義を話した気がする.そんなことはどうでもいいのだが,そのために男と女はいっしょになるのではないだろうか.
衣食住に付け加える何かよりも,自分の身近の生活(=衣食住)を改善し,持続することは自分にとっては難しい感じもする.