13:00 Paris Charles de Gaulle Airport

今まで降り立ったことのなかった円形平面のODG1。
規模も比較的小さく、建築的スケールの空港。コンクリートのテクスチャー、天井の細かいデザイン、中心ヴォイドの立体交差するエスカレーターと力強いデザインが印象的。RERの駅も細かい傾斜状のトラスで組まれた開放的な空間である。

RERで北駅 Gare du Nore へ。
北駅を降りると全くグリッドで計画されていない街が広がっており、方向感覚が慣れるまでわからない。ゴミ箱が至る所に設置されているが街路は汚れている。人種も様々でるつぼが一瞬でわかる。

ホテルにつき、荷物を置いてラ・ヴィレット公園へサンマルタン運河を北上する。
途中雨が降ってきたが街を歩く人はあまり気にしないようでフードをかぶる程度で遊んでいる友達は遊んだままだし、ランニングをしてる人も何もなかったように走ったままだった。
途中運河沿いの広場で、金属の球をばらまいてある球の一つに投げるゲームを中年の男性グループを見た。日本でいうゲートボールみたいなものだろうか。

ルドゥーの門を経由してラ・ヴィレットへ。
コンペ時のコンセプトは体感できるほどの完成度を持たなかったのか自分がすこしうといのか。
しかし人はたくさんいる。遠くまで見渡せる都市的なオープンスペースは密集した街区で構成された都市では貴重な存在なのかもしれない。

ホステルには日本人と出会った。27歳の人で5週間くらいヨーロッパを回っているらしい。

夜のパリ。
みんな遅くまで外にいてバーでワインを飲んだりいろいろしている。若者もみんな楽しそうだ。
店の上に集住がある形式が一般的なこの都市は、どこでも賑わいが起きる可能性があるのだろう。
フランス人はたぶん外が好きなんだろう。だから外でキスをするとするし、カーテンもあまりつけない。ベランダに花やテーブルを置いてプライベートをファサード化する。この人種として、伝統としての違いが街並すらも変えている。