病み上がり、いろんな人に会っておくという名目上理系の小規模説明会に行くが、この時期になるとまったくリアリティがなく、少し興味を持った企業数社でギブアップ。
理系と文系の説明会は少し雰囲気が違う。理系の人には波長が合っていいのかもしれないが、文系になれてしまうと少し気だるそうにもみえる。それもあり帰ってしまった。

そのあと本屋でパラパラと立ち読み。
好きを仕事にすることによって、命を落としかねないこともあるらしい。著者が実際に体験して書いた社会学書。好きでやる仕事は「この場合」危ないというもの。一般的にワークホリックはいいこととして受け取られるが、社会的には使われているだけのもの。バイクの話だが、内容的にも趣味と仕事の境がない感じが描写されている。「好きなことやってるんだから死んでも文句はいえねえ」という発言は、どこかすんなりと納得のいってしまうようなコトバだ。
でもぼくから言わせると(この本の主旨かもしれないが)仕事で死ぬというのは原則あってはならないことだ。「趣味」と「仕事」は絶対に独立して存在せねばならないと思うからだ。その根底に「好きな事」があるのは当たり前だが。
「趣味」は自己満、「仕事」は社会的ミッションを持つ。ぼくがいろんな人と会おうといろいろな説明会に行くのも「趣味」の一種だ。どう頑張っても自分に還元されるものだから、途中で帰っても良い。
先日飲んでいると、その日初めて会った子が趣味が仕事だと幸せじゃないですかと言っていた。その子はそう思っているんだろうけどたぶん不幸だと思う。自己満で終われるところを社会的なフローの中でのクオリティに引き上げなければならない、または純粋には終わらない。逆に仕事でしかできない事、やりがいもあるだろう。それはそれ、で考えたい。というか考えてる。