「自分を諦める人に人のはなしは聞けない」。
恩師の言葉。友人が自分の非を言ってくれることに感謝しないといけない。それを拒んで自分から逃げようとしてはいけない。それができなければ、人の気落ちがわかるわけがない。
ここは明らかに予備校ではない。いままでぼくが所属してきたどの営利集団とも違う、心のつながりを必要とする場所である。いまではもっぱら流行らない「めんどくさい」系だ。しかし、そこは信頼を軸にする求心性で成立する、現代ではまれな空間ともいえる。