今日など、民法消費者契約法についての記事が一面によく出る。極論の時代からの反省を顧みて自身の生活を見直す態度が多くなっているともとれるし、社会的な改革が起こってきているともとれる。なんしかいいことだ。
それはそうと、今日の朝日新聞の一面は賃貸借、つまり借地借家法の更新料についての高裁の判決。家賃とは別に、これまで暗黙の了解として自然に払われていた更新料を消費者側から意義申し立てをして家主がこれまでのものを返還するよう命じた。今まで当たり前であった「慣習」に疑問符をつけたのだ。これは消費者が頭を使うようになったといえばそうであるし、極めて日本的な「だらだらした」習慣、すなわち当たり前に身を寄せてきた日本人の改革ともいえる。
悪い事をしていたという意識もなくここで大きな衝撃を受けるのが全国の賃貸料で生活をしている地主を管理会社など不動産業界だろう。更新料として家賃とは別に消費者から金銭を受け取っているのは全国に100万件と言われている。私にとっても決して他人事ではない。あまり身が入っていなかった資格試験についても、かなりモチベーションが上がった。これを契機に最適化される社会情勢と自分の能力向上をゴール地点に定めて、走り続けようか。