6人チームで繰糸場の断面図を実測,活用の提案.時間は4時間弱しかない.
実測に関しては実測初経験の3人が木骨トラス,経験者が基礎から屋根下までの壁面矩計を文化財建造物保存技術協会の方々にご指導をいただきながら進めた.やはりこういうことに一番性格が出る.清書する前のものとはいえ,線の強弱,全体像の把握と,細かい作業を短時間で行わなければならないが,しっかりとできる人にはできるものである.
役割分担として,一定の図面を描けた後は清書する人だけ戻ってもらい,後は残りの寸法などを補完することに.そこまではよかったが,時間が全くなかったこともあって,模造紙3枚を分担したところ最後の発表まで全体での打ち合わせというものが最初だけという結果になり,全体を共有することができなかった.まとめとしての内容は,図面,分析,提案という3つだったが,自分は分析結果を発表しただけで,提案との連続性を確保できなかったし,図面の記載に間違いがあるところもわかるわからない関係なくみることもしていない.久しぶりに緊張感あふれる現場的な時間であったが,今後仕事をする上でも昔の感覚を取り戻さなければならない.