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この数日，のらりくらりと全く生産的でない文章ばかりブログに書いているが，これでいいのだろうか．
そうではないと思ってしまえば修論の経過を，というか今日書いたものを載せればいいのかとなるがそれも違う気がする．
いままでここに載せたものはレポートでもなく，もちろん提出するための論文でもない．となるとここに展覧会やら講演会の印象やら詳細な記述を書いているのはなんなのだ．修士論文だけ提出用だからとここに載せないというのも理由として筋が違う．しかしそれを載せるというのはやはり気が引けて，「今日は論文を書いた」とだけしかいいようがない．「生活」として表象するのであればそれだけで，そこより深い次元に行こうとするならその内容を書く，というのが今までぼくが辿って来た過程のようだ．
人によっては一日を象徴する文章ではなく，何か新しいことをみつけたり講演会にいったりしたりする毎に文章を生産する人も多々ある．そこには学術的な個性というか頭で考えたことを発表，もしくは１つの興味に通ずるものに接したと発表している，つまりは個人のある側面しか映しださない傾向であるとも言える．
といっても全てを言葉で表現する必要は全くないし，ここにぼくの全人格を埋め込めるわけでもない．しかしただ書きたいものだけを書く，というのには疑問符がつきまとう．ぼくだけかもしれないが．
何かそれは単に情報を作っているだけという気がしてならない．それはそれでこの時代の長所であるともいえるのだけど，それによって参加するだけ，というのも何か変な感じ．ぼくという主体はもちろん生を得ている自分なのだけど，それを多角的に表現したい欲求がこうさせているのだろうか．
とまぁ，ブログにおいても八方美人であるということになってしまうのかな．