linguistics

翻訳語成立事情/柳父 章 岩波書店 翻訳と日本の近代/丸山眞男, 加藤周一 岩波書店 明治大正 翻訳ワンダーランド/鴻巣友季子 新潮社 言葉。それは本当に不思議なものだ。 人によって定義は違うし、自分にとっての言葉は自分の行動を発展することも、隠蔽す…

「第四の壁」→「異化効果」 「第四の壁」という言葉は劇場で生まれた。すなわちごく普通の三つの壁で覆われた舞台が言葉通り「第四の壁」を与えたのである。しかしながらこの言葉は映画、テレビ、文学といった他のメディアでも使われており、フィクションと…

カメラ・オブスクラ camera obscura ラテン語で「暗い部屋」の意味。 カメラ・オブスクラの原理は、ちょうどピンホールカメラと同じようなものである。原始的なタイプのカメラ・オブスクラは、部屋と同じくらいのサイズの大きな箱を用意し、片方に小さな針穴…

弁証法(dialectic)とは、哲学の用語で、現代において普通にいわれるときには、ほとんどがヘーゲルやマルクスの弁証法を意味し、世界や事物の変化や発展の過程を本質的に理解するための方法、法則とされる(ヘーゲルなどにおいては、弁証法は現実の内容その…

シニフィアン(signifiant)とシニフィエ(signifi?)はフェルディナン・ド・ソシュールによってはじめて定義された言語学用語。 「シニフィアン」はフランス語の動詞signifier「意味する」の現在分詞で「意味しているもの」「表しているもの」を指し、「シ…

建築史、歴史の意義とは何か。 それはその中にある多くの「事実」をピックアップし、それらの間に関係を見出して、何らかの言説を作り出すことである。そしてその言説の中に批評性や新しい見方、解釈が含まれていることが重要なのである。(建築雑誌0705 藤岡…