heritage/industrial modernization

・倉敷アイビースクエア

近代化遺産である。もともと国営の紡績工場だったのをホテル・結婚式場に改修されている。富岡製糸場やシャトーカミヤと違ってホテルという機能が内包されているので少し厳粛な感じもする。しかし、そのレトロな崇高さみたいなもので、結婚式場にはいいのか…

 シャトーカミヤ

あるきっかけで筑波大学大学院世界遺産専攻の方々の講義の一環である見学にお邪魔した. ワインの醸造場の近代化遺産。煉瓦造の建築が周囲を囲むようにコの字型に配置され、新しいチャペルと土産物屋が対面に建つ。周囲を建物で囲われた広場は西洋的な入隅空…

 近代の産業遺産の保存と活用

レクチャー3 「近代の産業遺産の保存と活用」/筑波大学大学院 教授 斎藤英俊氏 世界遺産という概念に「産業遺産」という項目が付加されたきっかけは、世界遺産委員会会議において遺産がヨーロッパに重点が置かれ、バランスを欠くことや、ヴァナキュラーの視…

 富岡製糸場の建物

レクチャー2 「富岡製糸場の建物」/文化庁文化財部 文部科学技官 西岡聡氏 2回目のレクチャーは、西岡氏による現場のレクチャー。 東置繭場から始まり、繭扱い場や西置繭場、鉄水溜、繰糸場など蚕の状態から生糸に仕上げるまでの工程と対応した全システムを…

 富岡製糸場の歴史と文化

レクチャー1 「富岡製糸場の歴史と文化」/富岡製糸場総合研究センター所長 今井幹夫氏 富岡製糸場は、旧官営工場である。明治政府は他にも、横須賀、横浜の製鉄所や金山、銀山を所有していた。幕府時代、最初につくられた工場は大阪造幣局であり、第二番目…

・群馬県富岡

富岡に到着してから少し時間があったので、駅から距離のあるコンビニに歩くついでに、街の構造を少し見て歩く。 群馬県の南西部に位置している富岡市は、人口5万5千人弱の地方都市である。しかし、昨今問題になっているショッピングモールなどの影響は少ない…