symposium

ケンチクのウンチク @UPLINK 講演者はゼネコンやデベロッパーに所属して組織として資本主義社会の中枢に乗る人とアトリエ系、そして厳密にいえば建設業界とは違う場所で活動している人。この不況下、大企業などの大きな組織は充電期間として捉えるべきであ…

「51番目のハローワーク」 パネラー:五十嵐太郎、山中新太郎、橋本憲一郎、新堀学、田村誠邦 @文京区求道会館 五十嵐氏、橋本氏、山中氏それぞれの「職能」に関する講演のあと、アークブレイン代表の田村氏、新堀氏を交えディスカッション。 五十嵐氏の企…

企画者に頼まれたのだろうか、どっしりとした印象の中年の男は観客の前に座るや否や80年代のPOP EYEなどの雑誌を広げ始めた。見開きでの情報密度の高さ、所狭しと並ぶ細かい写真の数々。さらにそれらには値段までついている。 講演者、神足裕司はおもしろい…

クリチバの街づくり/中瀬 勲 大阪府立大学を経て、当時の先輩などとの交流からブラジルに深い理解のある、中瀬勲氏の講演会。現在は兵庫県立人と自然の博物館副館長である。 講演会は氏が自ら撮影した写真とネットから取ってきたテキストと写真を使って基本…

日経アーキなどにも連載している建築ライター、ぽむ企画の平塚桂氏のレクチャー。 京大在学時のことから五十嵐ビッグバンによるぽむ企画HPの社会への露出など時系列でプレゼン。ネットが今ほど発達していなかった頃、何かしようという気持ちだけで行ったHP制…

橋爪紳也氏。長年務めた大阪市立大学を退職し、大阪市長選立候補した建築史家だ。現在は大阪府立大学特別教授。肩書きはこれだけでなく、橋下府知事のアドバイザーとして大阪の文化戦略の一端を担う存在。その延長として水都大阪2009のプロデューサー、上海…

二川幸夫講演会@TOTOテクニカルセンター大阪学生時代からのことからの語りだしで始まったこの講演は、現在ある批評眼を植え付ける歴史そのものであった。 建築教育の不在を自身の教育に対する態度と大学側の許容から語る。経験、他見することの大切さを日本…

東大の松村氏の講演会。 アジアの歴史から都市、地球規模へとその範囲を拡大していく。歴史が資本主義へどう介入していけるか、現実とどう向き合っていけるかを考えさせる公講義だった。 3つのキーワード(研究・実践していること)を軸に講義は展開した。 …

原広司講演会:「小さな建築」としての住居/国士舘大学 「自分が偉いと言えば言うほど周りを殺すことになる。」とリーマンの引用を出す。その相対的な視点を建築家でいうとロッシの「小さな建築」という概念であるらしい。 原さんの数学への傾倒はこのこと…

建築講座:TOYOTA 布垣直昭 デザインの公共性 未来のモビリティと都市、環境 構造としての車、そして近代都市というテーマが根底にあったと思う。CIAMが予言したように自動車が都市の姿を変えた。その車が変化する、またはその瞬間を目撃する僕らは都市の変…

グレン・マーカット展、シンポジウム あまり日本では知られていないオーストラリアの建築家、グレン・マーカット。プリツカー賞など多くの賞を受賞し、世界中で教鞭をとっているというのに日本のジャーナリズムはあまり取り上げてこなかった。おそらくそれは…

東浩紀講演会@横浜開港記念館 東浩紀氏は、表象文化論、都市論を主に扱う評論家である。社会学的な消費分析と情報自由論を根底に評論を繰り広げている。前者は90年代からの社会学、小説などの受け取られ方を分析したものであり、後者は情報が与えるインパク…

野口秀之講演会@桜木町創造空間。

野口秀之講演会@桜木町創造空間。 経済の先生の話ははっきりいってチンプンカンプンだったが、資本主義に対する建築という文化からのすりよりの突破口としてCSRは使えるかもしれない。

Y-GSA、植田実氏の講演会@桜木町創造空間 いうまでもなく雑誌『都市住宅』の編集長で、歴代の雑誌編集者の中でも伝説的人物である。今活躍する建築家はみな影響を受けたほど、影響力の強い雑誌であったらしい。 卒業設計の話、大学の課題における住宅課題の…

神戸学校の今中博之(ひろし)さんの講演会。 デザイナー(設計事務所)をしながらアウトサイダーアート(美術教育を受けていない人のアート)を支援する活動する人。実物ではないけど、素直に感動した。それだけ。「オリジナル」とは何かを求めていた今中さ…

植田実さんの参加するシンポジウムへ。グローバリズムの中での関西というテーマで、植田実、吉村篤一、宮本佳明、江川直樹の講演と花田佳明司会によるシンポジウム。モダニズムに対し、関西という貴重な日本のアイデンティティを明確にすることができた。植…

前日に引き続き、アートと建築のシンポジウム。 基調講演として、妹島和世の講演。特にSANAAの作品の美術館を、新しいパブリックスペースとしての可能性を交えながら紹介。 一つのターニングポイントにもなったという、金沢21世紀美術館。一つの目的として、…

兵庫県立美術館にて、アートと建築のシンポジウム。 基調講演として、千葉学の講演。 直接的にアートと建築の関係性を語るというのはやはり難しいことであり、千葉氏、後の阿部氏ともに建築家としての自分でアートを語る。 以前の工大での講演でも聞いた、ラ…

建文主催藤森照信の講演会。 タンポポハウスや高過庵など自然素材を使った建築を次々に発表する藤森だが、ただ変わったものを創るという意味で現代的な素材であるコンクリートやスチールを表現として使わないだけではなくその心中には環境と建築の調和という…

ファッションデザイナー山本耀次の講演会「ものをつくるということ」 三宅一生くらい有名らしい。日本のファッション業界について話す。日本の百貨店は服の売り値の49%をとってしまい、若手のデザイナーはまず食えない。全く育てる気がないという見解。イン…

引き続き青木淳の講演会。 構成よりも構成の先にあるものを意識して設計に取り組むという氏の住宅のスライド、講演。 感覚という言葉が多用された作品には、テクスチャーや、空間の表裏という即物的に空間を体感する実践がなされているようにも思う。 コンテ…

グラフィックデザイナー服部一成の講演会に行く。 「ただ一度のもの」をテーマにキューピー・JR東日本の広告・CMのデザインを解く。 手書き文字・即効的レイアウトから偶発性を生み出し、歴代のキューピー広告を変えた。 一方、JRの方では、電車の一方向強制…