architecture

日経アーキテクチュア 商空間・インテリアデザインすぐSC特集を開く.郊外,デジタルサイネージ,ゲーテッドコミュニティなど,現代的な主題が集まるSCを,批評家,建築家などがリサーチするという特集だ. 東浩紀氏,藤村龍至氏,李明喜氏,浅子佳英氏,速…

筑波大学・芸術専門学群中央棟/槇文彦 人工地盤によって歩車が分断された大学.建築の中を車が,自転車が断面的に交差する.筑波大学総合研究棟D/筑波大学鵜沢研究室

・隈研吾展 Studies in Organic @ギャラリー間

大きな木の劇場模型があった。その模型は二つに分けられた断面模型だったが、その断面から客席の方を覗くと、閉塞感のない「線」だけで構成された空間があった。しかしその模型を外から見ると大きなボリュームであって、収縮できるところまでさせたかのよう…

ヨコハマアパートメント/ONDesign いくつかの起伏を登り降りして,雑踏な住宅地を抜けたところにある白い建築. ヨコハマアパートメントは何気ない家々が建ち並ぶ町の中に突如出現する異物である.4本の脚によって4つの住戸が持ち上げられ,半外部空間とな…

池上氏は、東大教養学部の教授であるが、音楽家の渋谷慶一郎氏などとのコラボレーションすることによってアート活動なども行っている人物である。氏はセッションの冒頭で荒川修作を挙げ、建築することによってそこにある主体がどう変わるか、天命ではどのよ…

街に,東京にでた. 別に久しぶりにでたということではないが,街を目的的に歩いたのは久しぶりだった.そこまでの収穫があったというわけではないが,何か今までと違う圧倒的情報量を感じた. 銀座経由で広尾にいって駅周辺をぶらついていただけなのだが.1…

横浜建築都市学 吉原直樹 「創発的なコミュニティ形成の可能性と課題」 香港・マカオ・マレーシア・インドネシアなど,アジア圏でのコミュニティ社会形成をフィールドワークし続けて来た吉原直樹氏の講演. 特にジャカルタの町内会的なもの,バリの「バンジ…

「社会起業家」「社会改良家」という職能に,どんな可能性があるだろうか.一般的な定義としては大きな枠組の中で小さな悪のようなものに介入するのが現代日本的か.さらに,それを一過性のボランティアのように終わらないためには,介入先の入念な研究と,…

ギャラリー.誰もいなかったが,おもしろい小屋だった.

喫茶パニ.野倉地域にあるカフェ.自然のなかで,自然食をだす.かなり人気があるようで,客が絶えなかった.

上田市農村文化交流会館/北川原温 少し離れた山奥にある,公共施設.温泉が併設されており,多くの人で賑わっていた.中は温泉の他にギャラリーや会合所など,公共の用に供する施設が複合的に配置され,それを縫うように展開させるための木とガラスの通路が…

旧小池邸. 明治中期の養蚕民家.軒の内側の長い梁や,二階の広い平面を支えるダイナミックな小屋組が特徴的.

昭和初期に建設された木造の小学校. 映画『私は貝になりたい』でも使用されたという. 内部は木の温もりと開放的な空間.廊下は光に溢れており,寸法も通常のものよりゆったり作られているようだ.

 近代化遺産(富岡製糸場)の見方調べ方

レクチャー4 近代化遺産(富岡製糸場)の見方調べ方/国立博物館参事 清水慶一氏 2日目のレクチャーはソルティア工場というイギリスのレンガ工場の紹介から始まった。 世界遺産に認定されているこの建物は、19世紀にリャマの毛で織物をする模範工場として機…

 近代の産業遺産の保存と活用

レクチャー3 「近代の産業遺産の保存と活用」/筑波大学大学院 教授 斎藤英俊氏 世界遺産という概念に「産業遺産」という項目が付加されたきっかけは、世界遺産委員会会議において遺産がヨーロッパに重点が置かれ、バランスを欠くことや、ヴァナキュラーの視…

朝日放送/隈研吾

東京カテドラル聖マリア大聖堂/丹下健三「これが建築の力か」。 日本の巨匠、丹下健三の代表作でもある大聖堂の空間は、モダニズムという時代情勢が建築にとってどれだけ大きな力を与えたか、そしてその力を空間のためだけに最大限に使う丹下自身の才覚を同…

カンポ・バエザの建築 @ギャラリー・間 スペイン、マドリードを拠点に活動する建築家、カンポ・バエザ。 光と重力を主題とし、ミースやコルビュジェを引き合いに出すモダニストかと思いきや、そこには物質性や純粋性を超えたモダニズムの次のフェイズが垣間…

日本26聖人記念館/今井兼次

オリンピック。4年に一度開催される国際的な祭で、都市は激動の時間を体験する。そこは、政治的陰謀から国際的なブランド確立、経済的発展が一挙に凝縮された時間になる。 中国のそれがそうであったように、都市には多くの人口が集まり、プレハブでもなんで…

玉川まちづくりハウスの定例運営委員会 新事業や事業提案、地域講座などの企画に加えて、協議会などの報告がなされる。 NPOの地域的な活動は地元の学校、財団などから依頼される仕事も多いらしい。行政と市民の間に入る中和剤のような役割か。市民の立場にた…

「村野藤吾」というワードで論文を検索していると、「建築ジャーナル2003年1月号」に当たった。特集は「地域主義のかたち 本当によい建築とは何か?」である。 「環境」をひとつのキーワードとして、環境という言葉がうまれた20世紀後半以降の建築の再評価特…

村野藤吾。関西圏における著名な建築家である。 「様式の上にあれ」という有名な著作のなかで彼は次のように語っている。 義すなわち権を知り、これを知ることによって終始し、私の修養によって得たる、構造と、装飾と、そうしてこれを統一するある理想をも…

まだ昨日の余韻が残っている。「思想地図 vol.3」のシンポジウムで藤村龍至氏が「建築は政治だ」といったことがまだ頭にある。 建築は政治である。そうともいえる。中国でのオリンピック時の建設ラッシュやスターリン、ヒトラーなど、建築を意識した政治家は…

思想地図vol.3特集・アーキテクチャ/東浩紀, 北田暁大 日本放送出版協会 とりあえずプログマティズムを中心に。 東浩紀氏はシンポジウムの冒頭でファシズムのそれのような権力ではなく、象徴の存在しない見えない深層の権力に支配された時代に私たちは生き…

砦の家/日置拓人 CELLULOID JAMとはある種対照的な、左官工事を主とした住宅。両親のための家であるこの住宅は、日置氏や所員の方も施工に関わっている。その作業のおかげでとても痩せたという。 「砦」とは、学生運動など常に社会に対して批評的であった父…

CELLULOID JAM/前田紀貞 敷地に足を踏み入れた瞬間に、官能的な肌触りを覚えたという。その感覚から生み出されたコンセプト、「メビウスの帯」。一枚の平面をもった立体的に回転しているトポロジカルな形態。これを建築化すると、一度も途切れることなく同…

日経アーキテクチュア 特別号 商空間・インテリアデザイン 建築は軽いのか、重いのか。都市と人、経済と芸術の間に位置するという建築、または建物という概念は、時代性によりどちらか一方に傾倒することで一方を犠牲にしてきたとも言える。 しかし昨今の状…

日蓮宗大本山 池上本門寺 東京都大田区、東急池上線池上駅から徒歩10分ほどのところに位置する、本門寺。 730年前、日蓮聖人は、身延山から病気療養のため常陸に向かう途中、現在の東京都大田区池上である武蔵国池上で亡くなった。本門寺はその霊廟である。 …